「メンヘラ」や「メンヘラちゃん」という言葉を最近よく耳にしますが、「メンタルヘルス」からきた言葉で、「心に病をもつ人」という意味になります。
といっても精神病というほど重度なものではなく、普通の人間関係がしんどい程度のもので、主に女性に対して「メンヘラちゃん」などと呼んでいました。
しかし、メンヘラという言葉が流行するにつれて、「男の中にもメンヘラが多いんじゃない？」という疑問がわくようになり、実際に想像よりも多く存在するため「メンヘラちゃん男子」のレッテルが生まれてきています。
メンヘラ男子の特徴
メンヘラ男子の特徴と言っても、本当に簡単に言うと「うざい」と思われる性格のタイプのことになります。心理学がいっぱんの話になったのは最近の何十年かのことなのですが、メンヘラの特徴は「共依存」など、いろいろと名前を変えながら指摘されてきたものです。
「寂しがり屋」であったり、「目立ちたがり」「嫉妬深い」「ブランド志向」「コンプレックスが強い」「繊細」などがメンヘラちゃん男子の特徴です。
意外にも「イケメン」にメンヘラが多い印象があります。しかし、これはブサイク男であろうがイケメンであろうが均等にメンヘラがいると思うのですが、ブサイクの場合にはそもそもあまり周りから相手にされないために、引きこもりなどになって目につきにくいためです。イケメンの場合、メンヘラの人懐っこい性格のゆえに交友関係は広いため、存在感は強くあります。女性はイケメンが強い好意を向けてくるのでついつい付き合ってしまうのですが、メンヘラの性格は病的な部分が強いため、とても面倒な関係になることが多いのです。
メンヘラちゃん男子を解決する3つの方法
- メンヘラであることを自覚して受け入れること
当たり前のことのように思えますが、「自分がメンヘラであることを気づく」というのが果てしなく難しいです。「人間関係が難しくなりそうならばすぐに逃げる」という習性は誰しもありますので、ある程度、広くて深い交友関係を持とうとしなければなりません。
人間関係がうまくいかないときには、「相手が悪い！」と怒りに身をまかせるか、「自分はダメだ！」と自己嫌悪におちいるかの2パターンになることが多いです。しかし、その時に相手のせいにするのでも、自分のせいにするのでもなく、「自分にメンヘラの特徴があるからだ！」と気づくことができれば解決の道が見えてきます。
2. 夢と目標を強くもって打ち込んでいく
メンヘラ男子は寂しがり屋なので、他者からの感情的な刺激を受けてどこまでも心を満たそうとしてしまいます。しかし、その行動は人生のなかでほとんど意味のないことなのです。社会のなかで「コミュニケーション」はとても重要な能力なのですが、メンヘラということでそこに問題がある場合、いったんはそれにこだわらず、その他の自分のモチベーションをどれだけ高めることができるかが大切です。
男性はとくに社会的な成功を得ると満たすことができる欲求が多くあります。ただ、気を付けなければならないのは、メンヘラ男子は自分に対する関心が強いので、何かを成し遂げようとするときに他者を「利用」しようとする傾向があります。しかし、そうすると周りの人は離れていって、何かを成し遂げることが難しくなるため、気を付けなければなりません。
3. 自分のためではなく、相手に何かをしてあげて、自分が受けるようにする
メンヘラに限ったことではないですが、コミュニケーションの鉄則として「自分のために何かをしようとする人からはいつか人は離れていく」という法則があります。ではどうすればいいかというと、「他者を喜ばせて、幸せにすると、その幸せになった人が自分のために何かをしてくれる」ということです。
「そんなことを言って相手が何もしてくれなければ自分は損をするじゃないか！」と思うかも知れませんが、「その人のために何かをすれば必ず自分に返してくれる」と信じることができるのが、まさに「信頼関係」です。
メンヘラの場合、相手にこだわりすぎたり、自分にこだわりすぎたりする傾向が強いので、コミュニケーションのバランスを取ることがとても難しいと思います。しかし、そういう自分を受け入れながら、人を拘束することなく、自分を責めることなく、純粋に他者のために何かをしようとすることが、メンヘラを解決するための第一歩となります。
コメント