死後の世界があるのか無いのか?というのは、人生の重要な疑問の一つです。もし死後の世界が無ければ、今生きているこの人生が全てなので、可能な限り自分が満足するように生きれば良いことになります。逆にあるならば、次の死後の世界のことも考えながら生きなければなりません。三段論法を活用した死後の世界がある科学的根拠を説明します。
三段論法がなぜ科学的根拠と証拠になるのか?
三段論法は、前提が2つ与えられた場合に、それらを論理的に結びつけ、新しい結論を導き出す論理的な形式です。
たとえば、以下の例を考えてみましょう。
前提1:すべての猫は哺乳類である。
前提2:タマは猫である。
結論:したがって、タマは哺乳類である。
この例では、前提1で猫が哺乳類であることが示されており、前提2ではタマが猫であることが示されています。そして、三段論法により、タマが哺乳類であることが結論されます。
この宇宙の全てのものに共通する真実とは?
先ほど説明した「前提1」にあてはまる、この宇宙にある全てのものに存在する共通の真実について説明します。この前提1が最も大切なことで、死後の世界がある科学的根拠となり、有力な証拠になります。
この内容は画期的なもので、スピリチュアルからも、この宇宙の中心を貫く、一つの「真理」があるということと同じ意味を持ちます。
- 人間という存在を観察すると、肉体という物質的なものと、「魂」「精神」「心」と呼ばれる無形の存在から構成されている。
- 動物という存在を観察すると、肉体という物質的なものと、「動物心」や「本能」といった無形の存在から構成されている。
- 植物という存在を観察すると、細胞という物質的なものと、「植物心」や「機能性」といった無形の存在から構成されている。※植物心というのは、例えば、愛情を注いで植物を育てると、そうでない場合よりもよく育つ、という、人間の心に感応すると言われる部分です。
- 鉱物や物質という存在を観察すると、元素や分子という物質的なものと、「法則性」や「物の心」といった無形の存在から構成されている。※物の心とは、例えば、水の中に「希望」や「愛」といった肯定的な言葉を書いたカードを入れると、水の結晶が美しくなる、といった、人間の心に感応すると言われる部分です。
上の1~4が、すべての存在に当てはまる内容であり、したがって、前提1は以下のように言えます。
前提1: すべての存在は、物質的なものと、魂や法則のような無形の存在から構成されている。二重構造的な存在である。
宇宙と世界は存在している
それでは、死後の世界がある科学的根拠と証拠となる「前提2」ですが、それは私たちが生きているこの宇宙や世界が「確かに存在している」という事実です。
存在論については、一番有名なのは哲学者のデカルトの言葉で、「われ思う、ゆえにわれあり」です。映画マトリックスや量子力学の流行から、実はこの世界は存在していなくて、誰かの夢であったり、自分の夢である、といった説もあります。しかし、一般論的に私が今生きているこの世界は存在していて、当たり前ですが、私たちは共通して認識している宇宙や世界に存在しています。
以下のようなことから、前提2はこのように言えます。
前提2: 宇宙と世界は存在している。世界は存在である。
死後の世界がある科学的根拠と証拠とは?
前提1と前提2が出来ましたので、三段論法から結論を導くことができます。以下のようになります。
前提1: すべての存在は、物質的なものと、魂や法則のような無形の存在から構成されている。二重構造的な存在である。
前提2: 宇宙と世界は存在している。世界は存在である。
結論: したがって、世界は物質的なものと、魂や法則のような無形の存在から構成されている。二重構造的な存在である。
私たちが生きているこの世界は物質と魂の二重構造の世界であるため、生きている私たちが認識する世界を生前の世界とすると、死んだ人たちが認識する世界を死後の世界と言います。
少し難しい話になりますが、ここでいう「物質的なもの」と「無形なもの」はどちらも「存在」であるため、物質的なものにも有形と無形の部分があり、無形なものにも有形と無形の部分があると言えます。
例えば、「海」というものはたんぱく質や遺伝子のような「生命」を生み出した存在ですが、成分を分析すると、微生物やプランクトンの死体が溶け込んでいる「生物の死」を象徴するような存在です。私たちが現世で生きているにも関わらず、幽霊などの死後の存在に遭遇することがあるのは、生という物質的なものの中に魂という無形のものが混じり合い、二重構造になって存在しているからです。
結論ですが、世界は物質的なものと、魂や法則のような無形の存在から構成されている。二重構造的な存在である、と言えます。
そして、物質というのは私たちが肉体がなければ生きていないということから、生前の、いわゆる現世の世界を象徴します。当然ですが、現世の世界は存在します。
魂や法則のような無形の存在というのは、現世の世界との二重構造的な存在であり、すなわち死後の世界のことを言います。そして、死後の世界は存在します。これが三段論法からとく死後の世界がある科学的根拠と証拠です。
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