サイコパスとは心理学用語で、他人の感情に共感できず、自己中心的で冷酷な性格傾向を持つ人をいいます。社会的な地位を持ったサイコパスは多く、気が付けば、さまざまな方法で人心掌握をされているということが起こりうります。サイコパスの天才的な洗脳に近い人心掌握の方法について紹介したいと思います。
人心掌握の意味とは？
「人心掌握」とは、他人の感情や思考をうまく読み取り、それに合わせた行動をとることで、その他人の心を自分のコントロール下に置くことを指します。つまり、相手の感情や思考を理解し、それを利用することで、相手を操作したり、自分の意図する方向に導いたりすることができるということです。
人心掌握は、ビジネスや政治など、様々な分野で重要なスキルとされています。ただし、人心掌握を行う際には、相手に対して不当な圧力や強制を加えたり、不正な手段を用いたりすることは避けなければなりません。ましてや洗脳などといった非社会的な手段を取るべきではありません。相手の立場や感情を尊重し、正当な手段で自分の意図を伝えることが大切です。
サイコパスがなぜ人心掌握を行うのか？
サイコパスは自己中心的で魅力的な人物を演じ、自信とカリスマ性を持っています。また、冷静沈着でリスクを冒すことをためらわないため、ビジネスや政治の世界で成功することがあります。一種の天才的な才能を持った人も多くいます。
しかし、その一方で、そのような行動はしばしば他人に害を与え、社会的に非難されることもあります。
基本的に社会で一定以上の地位になると「管理職」といったリーダーの役割になり、部下に対するマネジメントを行うようになるため、自然と人心掌握をする必要性にせまられます。
サイコパスの人心掌握方法とは？
サイコパスは、他人の感情や思考をうまく「読み取る」(※共感とは違います)能力に長けており、その能力を利用して人心掌握を行います。以下に、サイコパスが人心掌握する一例を挙げてみます。
- チャーミングな振る舞いをする: サイコパスは、魅力的でチャーミングな人物を演じることができます。相手の共感を得るために、相手との共通点や興味を持っていることを話したり、相手を褒めたりするなどのテクニックを用いて、相手の心を掴みます。
- 威圧的な態度をとる: サイコパスは、時に威圧的な態度をとることで相手を支配します。自分に対する不満や反発を示した相手に対して、厳しい態度をとったり、威圧的な発言をしたりすることで、相手を押し込めます。
- 偽りの情報を流す: サイコパスは、自分の都合の良い情報を流すことで相手を操作することがあります。例えば、自分が正しいと思う意見や情報を偽りのものとして流すことで、相手の判断力を混乱させ、自分の意見を受け入れやすくします。
- 個人情報を集める: サイコパスは、相手の個人情報を収集することで、相手をコントロールすることがあります。相手の弱みや秘密を知ることで、相手を脅迫したり、自分の利益を追求するために利用したりすることができます。
サイコパスの傾向を持つ人は、他人の感情に共感ができず、倫理性が低く、「目的のためには手段を選ばない」という信念を持っているケースが多いです。そのため、多少社会的な法律に引っかかることでも平気で行うことがあります。
上の例はサイコパスの人心掌握の一例ですが、天才的な手法で、部下を洗脳に近い状態にして、自分の目的のためのコマにするケースが少なくありません。
サイコパスの人心掌握に洗脳されない方法とは
サイコパスは道徳、倫理、社会の道理、感情などに対して無感覚であるのに反し、道徳、倫理、社会の道理、感情などを利用して、人を人心掌握しようとします。これは自分がそれらのものに対して共感はできないものの、社会の根底となる大切なものであるという理解はあり、知識や方法論としてそれを詳しく研究しているからであると分析できます。
ですので、「あなたがそういう態度をとると、私はものすごく傷つくんだ！」などと言いながら、サイコパスはあなたに平気で無理難題を押し付けようとしてきたりします。
そのような時には「アドラー心理学」を頼りにして、あなたが傷つく(あなたの課題)ことと、私の人生とは全く関係がないので、理不尽なことには従わない、と明確に主張することが大切です。
サイコパスの言動が、あなたの心に気持ちが良いのか、不快なのか？という感情が、判断の大きな指針になると思います。世の中は押しが強く、自己主張がうまい人が得をする側面がありますが、そういうサイコパス的な性質を持った人が近くにいる時には、とくに注意が必要です。
コメント