近年、「異世界転生もの」という漫画や小説のジャンルが流行っていて、不幸にして若くして亡くなったニートオタクが異世界に転生をして、なぜかチート能力を与えられ、異世界で痛快に無双の冒険をするというのが定番になっています。統計によると18歳以下の50％以上が「異世界に転生をしてみたい！」と思っているそうで、今のリアルな人生を面白くないと考える若者が多いようです。そしてそういった人たちは、現実の今の世界で痛快に生きていくことができる人生チートの状態を熱望しています。
「チート」というのはゲーム用語で、とくにネットゲームなどでプログラムを改造して、ありえないような能力を持ったキャラクターを作り出し、ゲームのバランスを無茶苦茶にすることを言います。とくにMMORPGなどのネットゲームの世界でチートの問題は深刻で、まさに無双状態で一般プレーヤーが倒されまくっていくため、チートのアカウントは削除したりなどの対策が日々行われています。
「人生チート」の意味とは何かというと、今のリアルな人生のなかで漫画のような無双のチート能力を発揮している状態をいいます。例えば「美人な女性」などはまさにそれで、ポーカーでいうと「ジョーカーを2枚最初から持っている」状態でゲームをするようなものです。「何もしなくても3カード以上の役がある！」なかで、人生を常に有利に勝負することができます。
近年ではYouTuberとして活躍する人たちは、間違いなく人生チートの状態だということができます。なぜかというと、YouTuberはただの演者としては成功することは難しく、ビジネス感覚があったり、動画編集などのIT技術が高かったりなど、総合的な力量が飛びぬけて高い人が多いからです。人生チートの意味を考えると、生まれ持ってそういう人も多いのですが、それプラス、絶え間ない努力によってありえないような才覚を持った人だと言うことができます。
「では、我々のような凡人は何をチート能力にすれば良いのか？」という疑問がわきますが、「天から与えられた才能」というものを、自分が持っているかどうかが重要になります。この「天から与えられた才能」というのは自分自身で自覚があるものであり、他者も放っておかずいつか見出してくれるものであるため、自他共にそういう自覚がない人は間違いなく「凡人」だと言えます。
凡人は地道に「レベル99」を目指すしかないという結論になります。基本的に普通の人は自分のレベルを上げようと考えず、時間があればダラダラしているものなので、レベル上げを意識しているだけで大きな違いが出てきます。
では何に対して知識を増やしたり、経験を積めば良いのかというと、それは「①新しい技術」と「②過去の歴史」です。「どのような分野で？」というのはあなたの「個性」によるため、あなたの一番得意もしくは好きな分野を伸ばしていくと良いと思います。基本的に1つのことを10年勉強すれば専門家になることができるので、十分に人生のチート能力になりうります。
また、毎年1つのことでいいので集中をして勉強をし、勉強をするだけでなく、仕事の業務でその分野に挑戦をしたり、または趣味の延長線上で作品を作ってみたりすることが大変効果的です。1年間何かについて勉強をしたり、何かの成果をあげたりするとその分野についてかなりの専門性を身に着けることができます。そして、毎年1つづつできることを増やしていけば、10年たてば10個の専門性を持った、まさに人生チートの状態にレベルアップをすることができます。
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