インターネットの発達などを通して、たくさんの重要な情報が全人類に共有をされ、もはや世の中に説くことができない問題はないと言われています。しかし、人生や宇宙についての「答え」については太古の昔から現代にいたるまで誰も明確な意味を説明していません。ところが幸運なことに、発達した現代の哲学やスピリチュアルを通して考えると、はっきりとした答えを提示することができます。
Googleで「人生 宇宙 すべての答え」と検索をすると「42」という答えが表示されます。この内容は「銀河ヒッチハイク」という本に出てくる内容で、Googleが象徴的に「答え」として提示しているものです。
哲学の世界は「古典哲学」と「現代哲学」に分けられますが、「古典哲学」はギリシア哲学を代表とする完全な「キリスト教」の学問体系と言えます。「聖書」のなかで神は「光あれ」という「言葉（ロゴス）」によってこの宇宙と世界を創造したと説明しています。
そのため哲学の世界では「真理」は、聖書という書物のなかにある言葉や理論体系（ロゴス）であるとしています。その中でも特に重要なものは「存在」と「関係」についての理論体系であり、「愛」についてのさまざまな教義、説教、哲学的な理論が 「人生 宇宙 すべての答え」 の中心になります。
スピリチュアルというのは21世紀になって有名になりはじめた学問体系です。その範囲は幅広く膨大なのですが、「宗教」にだけ焦点をあてると、先ほど話したロゴス（教義、哲学）とは反対の「行動から起こる情緒的な現象」に注目したものになります。例えば「愛」を例にすると、愛する方法や愛の種類などを言葉で説明するものがロゴスとすると、実際に人を愛してみてその時に感じる世界やその人との関係の変化について考察したものがスピリチュアルであると言うことができます。
「人生 宇宙 すべての答え」 をロゴスで表現すると「愛」または「利他愛」となりますが、スピリチュアルで表現をすると「愛し合う二人の関係」または「利他愛の精神を持った完成した一人の人間」となります。そうすると「２」または「１」という「数字」が初めて現れてきます。
ではGoogleがいう「42」という数字は何かというと、二人の関係が人生と宇宙の「根本」ではあるのですが、それをもう少し拡大したものであると言えます。例えば「家族」であるならば「4～13」、「親族圏」であるならば「20～40」くらいといった数の範囲になります。聖書の中で最初の人類であるアダムとイブは知恵の実を食べて堕落をして楽園から追放されたとされています。しかし、もし堕落することがなくエデンの楽園が完成していたのならば、ちょうど42人くらいの利他愛を中心とした原始共同社会がはじまっていたと見ることができます。
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